内省と瞑想

 私の専門は内省と洞察を促して自分を理解していもらう精神分析や力動精神医学である。

 しかしながら認知行動療法も教科書レベルでは知っているし、学会の重鎮仲間もいるので、認知行動療法「もどき」はやっている。

 群馬県にトレーニングを受けて資格を持つ認知行動療法セラピストがいるのかどうかも知らない。

 今日はストレスから幸福へという映画を診た。

 簡単に言うとマインドフルネスの活用についての話しだ。瞑想、自立訓練などと重なるマインドフルネスの活用は私も理解している。患者さんにも、あれこれ考えるより景色をよく見ましょう、今、食べているものに集中しまし。聞こえている音に聞き入りましょう・・である。つまり自己感覚にもどることである。

 GAFAの一部の会社は社員にマインドフルネスの活用を推奨して業績があがったという。あれこれ悩んでも、外側は動かない。悩みは内側からくるからだ。不安や恐怖も内部から来る。外を変えても変化しない。

 渇愛が孤独を生み、執着が不安と恐怖を生んんでいる。。

  自然界にはは最後から、人間は、成長を平温、安定、 残した子どもと孫の未来でおくったほうが良い。

 私は自己分析しつつ内省しているが、車の中や電車の中では、音楽に浸ってマインドフルネス状態で「精神科医」としての自分を忘れるようにしている。

藤村邦と渡辺俊之のブログ

精神科医をやりつつ小説や新聞のコラムを書く藤村邦(渡辺俊之)のブログです。