アナログへの回帰

 昨日は、診療開始から電子カルテが止まった。パソコンが開けず、手書きで外来をやったが、大変だったが、懐かしさもあった。私は医者になって20年くらいは手書きカルテであったし、研修医時代は、陪席して先輩医師の面接内容をカルテに記述することもやっていた。私の専門の一つは家族療法だが、この治療では家族関係図、ジェノグラムを必ず記述する。

 紙カルテ時代、看護師さんやワーカーさんが事前に記載してくれているジェノグラムがあって、精神科病棟時代の高校生患者のカルテには犬のイラストがあったりして、「ああ、この子はワンちゃんだけが友だちかあ」と空想もできたのである。

 しかし、今の電子カルテにはジェノグラムはない(あるが、あまりにも使えない)。

 というわけで、私は初診は紙カルテに乱雑にジェノグラムを書いていくし、時間があり、家族の問題が大きいと判断した時にはホライとボードを活用して患者さん・家族と一緒にジェノグラムを書いていくのである。

 というわけで、昨日の電子カルテストップの時間、アナログに回帰したのである。

 ちなみに、私は手帳とスケジュールは紙と決めている。おそらく、他の人よりスマホを見る時間は短いと思う。というか電話かメールチェックくらいにしか使わない。電源切れていても気付かないこともある。

 ラインも見ないで2−3日放置すると、メッセージがたまっていたりして焦るので、今後はアップルウォッチで観れないか検討しようと思う。

 音楽もアナログの音のが柔らかいので、デジタルをアナログに変換するコンバーターを使って聞いている。

 今日は、電子カルテは順調に動いているので、またキーボードだ。


藤村邦と渡辺俊之のブログ

精神科医をやりつつ小説や新聞のコラムを書く藤村邦(渡辺俊之)のブログです。