岐阜屋
土曜日の午後、久しぶりに岐阜屋にいったらテイさんがいた。
ひさしぶりと言われ、客のと壁の間を歩き、奥に座った。
入り口のカウンターでは、外人さんが3人来ている。そこに若者が話しかけて英語が飛び交っている。テイさんはー早くメニューを決めてくれという表情で日本語のメニューを指さす。この店は英語メニューがない。他の店のように日和っていないのである。一人で飲みながら亡くなった店長の信ちゃんを思い出していた。
私はがんから回復して岐阜屋にいった時に一緒にとった写真を手帳にいれている。懐かしくなりテイさんに、写真を見せた。
一瞬、彼の目に涙が潤んだことは見逃さない。
しかしテイさん「何よ、先生も早く、あっちに行きたいの?あっちに行ったら会えるけど、行かないほうがいいよ」と冗談を返してきた。
しかし、明らかに懐かしさと淋しさが漂っていた。
30年の間にこの店も変わった。馴染みだった客はほとんどいない。知らない人や外人ばかりだが、味は守っている。久しぶりにチャーハンを食べた。キムチだの高菜だのいれない「普通のが美味いんだよ」と言ってたのも信ちゃんだ。Youtube
動画は信ちゃんではありません。
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