1月1日の地震
私達日本人にとっての元旦のイメージは、ゆっくりと暖かい炬燵でお雑煮を食べ、ミカンを食べ、普段会えない家族と再会する、安心で安全で楽しいイメージである。このイメージは私達が幼い頃から学習していて、無意識のの中にも組み込まれている。
ところが、その元旦に地震が起きた。
七尾市には講演で呼ばれていったことがある。なんとも言えない気持ちになり、今でもメンタルには少し落ち込んでいる。能登の人達は避難所で寒さに耐えて暮らしている。ストレスは免疫力も下げるし、不眠もでるし、おそらくPTSDやうつ状態の人も大勢いるのだろう。私の所属する各学会でも地震への対応やメッセージを出し始めている。
コロナもまた増えてきているし、インフルエンザも流行っている。現地に派遣された医師や看護師に頑張ってほしいと思うしかない。
隔週連載している中日新聞・東京新聞のコラムには被災地での認知症者とケアについて書いた。過去の災害では「認知症だからと避難に躊躇して亡くなってしまった人」もいる。私は最後に避難している人は勇気を持って「母は認知症なんです」「夫は認知症なんです」と言えば、傍らには助けてくれる人が必ずいるはずです!と書いた。
日本人の強さは「助け合う心」を持っているところだと思う。それは海外からも称賛されている。みんな、助け合いましょう。
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