金曜日は横浜で講義

 何が最初のスタートか分からないのだが、横浜の社会福祉協議会に呼ばれて5年くらい家族理解の講義をしている。依頼がきたので行ってくる。この講義、保育士から介護士までライフサイクル全般に関わる対人援助者なんで、全ての年代のメンタルヘルスを話すことになる。

 時々、あの先生は児童精神科医じゃないとか、逆に、児童精神科の看板で開業しなかったのですかと時々言われる。

 その理由は成人も老人も診たかったからである。

 精神分析と家族療法をやっていると、児童も中年も高齢者も関係なくなる。

 大学時代の所属は精神分析グループと家族療法グループであったが、当時の児童精神の山崎晃資教授から教授室で教えを受けていた。お前は顔が児童だと言われたこともある。

 猪股丈二先生からもスーパーヴィジョンを受けていた。猪股先生の息子は後輩で精神科医をやっている。最初の論文は、猪股先生と一緒に書いた箱庭療法に関するものであった。

 臨終で意識がない時に病床に「お世話になりました」とコッソリ行った覚えがある。

 40代はまだ死は自分にとって他者を送るものであった。しかし大腸がんなどを経験すると。死は自分のものになる。

 今、書いている小説は山間にある緩和ケア病棟の話である。死は終わりではなく自然に帰っていくことをテーマにした。

 そもそも生態系は循環していることで維持されてきた。動物の死→バクテリアや細菌や植物の栄養→植物→草食動物が捕食→肉食動物が食べる→肉食動物が死ぬ→自然が餌にする。

 人間は「知能」を持った。「ホモサピエンス全史」では、この200年、たったホモサピエンスが登場した最後の尻尾のの200年で人類は地球を変えた。

 槍や刀→鉄砲→戦車→ミサイル→核と「いらないもの」を作り上げて二酸化炭素を増やしている。この結果が今だ。大雨、台風の頻発、そしてネパールの災害。

 2050年まで地球は持つのかと本気で思う。私は生きていないが子ども達には未来がある。

 戦争を引き起こすのは宗教、思想、金である。

 こんなこと言うと怒られるかもしれないが、ずっと前からそう思っている。

 トランプさん、自分の終わりが近いからと中間選挙か次の大統領選という、超短期的視点で世界を見すぎているような気がします。

 その点、中国はしたたか、日本が最初に手をつけた太陽光パネルはヨーロッパで今や9割以上のシェア。そして時代は太陽光パネルを必須にしている。経済安保とか言われているが、それより温暖化対策です。

 米中の首脳会談で何が生まれるのだろうか。

藤村邦と渡辺俊之のブログ

精神科医をやりつつ小説や新聞のコラムを書く藤村邦(渡辺俊之)のブログです。